veranda-ichigo blog

試験的にベランダでイチゴを育てる過程を載せていきます

液肥と水について2

前回の記事の続きです。


・ルビスク(浄水ベース) 100倍
pH 6.23
EC値 2.18mS


・ルビスク(浄水ベース) 1000倍
pH 6.72
EC値 0.75mS


・ルビスク(浄水ベース) 2000倍
pH 6.91
EC値 0.55mS


→ルビスクの指定倍率は500~1000倍です。
葉面散布するものですのでEC値が高めになっているのでしょう。
ただ今の弱ったイチゴ苗に1000倍でも与えるのはまずそうです。
2000倍でも不安がのこるので4000倍ぐらいになりそうです。
(10Lタンクなのでイチゴだけでは使い切れない…)


・肥料の吸収を高める 野菜の葉にスプレー 100倍
pH 6.68
EC値 0.15mS


・肥料の吸収を高める 野菜の葉にスプレー 10倍
pH 6.17
EC値 0.20mS


・肥料の吸収を高める 野菜の葉にスプレー 1倍
pH 3.68
EC値 0.60mS


→このスプレーは基本的にそのまま植物に噴霧しますので指定倍率は
書いていませんが1倍です。
葉面散布なのでECはこれで問題ないのかもしれませんがpHが低すぎです。
このまま使用せず、10倍程度に薄めて使用することにします。


今日はこれまで調べた結果に基づいて液肥を作って施用しました。


・メガデール 10ml
・肥料の吸収を高める(以下略) 1ml
・えひめAI 5ml


を1Lの浄水した水で溶かしました。


pH 6.57
EC値 0.15mS


EC値が浄水とまったく同じなので肥料分は0に等しいですが
累計8Lの水を灌水したとはいえ、もともと十分な緩効性肥料が入った
培土ですのでpHがもう少し下がれば効いてくるでしょう。


今日の時点で土壌のpHは6.9でしたが、えひめAIなどで6.5付近に
調整した液肥を与えていれば目標値の6.5から6.8になっていくと
考えています。
土壌自体のEC値は測定器が届いてから調査になりますが
どのあたりなんでしょうか…。









液肥と水について

定植から1週間以上過ぎ、根も伸びているはずですが
スタート時のダメージでほぼ苗の葉は枯れてしまいました。
前回と同じ状態に見えますが、新芽は出ていているのでこのまま様子を見ることにします。
もっとも新芽の縁は枯れており、現在の新芽はまともな葉になりそうにありませんが、
次の芽に養分を送るためぎりぎりまでがんばってもらうしかありません。
こうなった原因は前回までの事象である程度はつかめていますが
根本的に余計なことをして枯らしているので原理を明らかにして次に生かすことにします。
二酸化炭素濃度についてはどの程度多いのかつかむ為にnetatmoを導入する予定ですが
まだ手元にないので先日届いた液体のph、ecを計れる
「ハンナ 多機能計 Combo2(コンボ2) HI98130 」で使用している液肥などの
pHとEC値を調べました。


・水道水
pH 7.2
EC値 0.22ms


→我が家の水道水は3回測定していずれもほぼ同じ値を指したので これが正しい値のようです。
ややアルカリ側だったので、長い間水道水のみを灌水すると影響が 出るかもしれません。
もっともECが高いわけではないのですぐにpHに影響することはないでしょう。


・浄水器を通した水
pH 7.2
EC値 0.16ms


→不純物や塩素が活性炭で除去されているのでECが下がっています。
当面弱り切った苗に灌水しないといけないので、ECを下げてその分希釈倍率を
指定より下げた養液を与えることができそうです。
現在の枯れは高二酸化炭素濃度と高ECによるものなのでECは安全な0.3ms以下に
抑え込む必要があります。


・ハイポネックス液 5-5-5 100倍
pH 6.95
EC値 0.65mS


→意外とpHはこの濃度でも中性でした。ただecが0.65mSなのでイチゴの定植時に
この濃度で与えてはいけないですね。(定植時の適正EC値は0.2ms~0.3ms)
本来の倍率は1000倍なので指定倍率通りなら問題なさそうです。


・えひめAI 100倍(浄水ベース)
ph6.5
EC値 0.17ms


→本来の使用倍率は1000倍となっていますが、pHとEC値の観点からは100倍でも
問題なさそうです。特に白砂糖を使ったえひめAIはリン酸やカリがほとんどないので
EC値には影響なしのようです。


・メガデール 100倍(浄水ベース)
pH 7.2
EC値 0.15ms


→指定倍率ですがほぼ浄水とかわりません。影響は皆無といってよいでしょう。


・リキダス 100倍(浄水ベース)
ph5.25
EC値 1.8mS


→思っていた以上にpHやECに影響を与えるのがわかりました。まずECの観点から
この濃度は不可です。


・リキダス 1000倍(浄水ベース)
ph6.8
EC値 0.6mS


→本来の指定濃度ですが、定植前後のイチゴ苗に与えるにはEC値が高すぎます。
2000倍以下で与えるのが良いようです。


・ペンタガーデン100倍(浄水ベース)
pH6.05
EC値 0.35mS


→指定濃度が適正値のようです。ただ現状の苗にはこれでも若干濃いかもしれません。


・クエン酸 1000倍(浄水ベース)
ph3.0
EC値 3.7mS


→前々作でクエン酸液を500倍ぐらいで与えたあと、急に生育が悪くなりましたが…
上記以上の強酸+高ECですから異常が出て当然ですね… 
薄く与えたつもりだったのですが全くそんなことはなかったようです。



これらは単独で与えるのであれば上記計測値をベースに与えるべき養液をローテーション
すればよいのですが、まぜるとEC値があがるのでその状態で毎回計測をした方がよさそうです。

温度と肥料濃度

今朝イチゴの様子を確認しましたが…枯れてきている!?
全体的に萎れたり壊死しているわけではなく乾いてきているような感じでした。


考えられる原因としては
・肥料濃度が高い(浸透圧の関係で水が吸えなくなる)
・ビニールカバー内の温度が高すぎる
・根に異常
・水不足


ですが


・肥料濃度が高い
→大いにあり得ます。特に竹パウダーの発酵時に与えた液肥の肥効が
出始めている可能性が高いです。


・ビニールカバー内の温度が高すぎる
→ここ最近は天候が良いため、8~12時しか日が当たらないビニールカバーも
ヒーターの保温で20度前後から上がるので30度以上に達している
可能性があります。


・根に異常
→異常というよりは定植して一週間も経っていないため、まだ根がしっかり
張っていません。


・水不足
→朝・夕に与えているのでこれはないです。


とりあえず各鉢に水2L程度を流して、肥料分を流し出しました。
またヒータの温度設定は20度に達したら切る設定にしていましたが
12~13度ぐらいに設定し、最高温度が上がりすぎないように変更しました。
また、ヒータが入っている際に熱対流で上昇気流が発生しますが
まだ根が十分に張っていない為直接風が当たらないようにする必要が
ありそうです。


いらないと備考欄に書いたのに送られてきたビオラ(?)とキャベツの苗は
とりあえずビニールカバー内に入れておいたのですが、こっちはすごく
元気なんですが…