veranda-ichigo blog

試験的にベランダでイチゴを育てる過程を載せていきます

またもや全滅

今朝確認したところ無事だったビニールの方も枯れてきており 数日中に双方全滅が予想される状態に。 定植後2日で失敗が確定…ここまでダメにしてしまう人もそうそういないでしょう。


家人からは「お前はこういうものに向いていない」など言われて 反論できない状況ですが、そこはスルーしました(なにか有用な助言をしてくれるわけでもないので)。


さしあたり苗の再購入と再定植をするにあたり、失敗の原因をつかまないといけません。
葉の状態をもう一度確認すると、二酸化炭素の過剰施用だけが原因ではないような 気がしてきました。 葉の状態も壊死が一気に進んでいる以外の部分では3回目に似ていることから 土壌にも問題があるはずです。 土壌の部分についてはベースの培土は苗屋推奨のものなので 私の方で追加した竹パウダーの部分が原因と考えられます。


竹パウダーは現代農業で生育がよくなる旨の記事を何度かみかけたので 混和を決めたのですが、園芸レベルでの情報ではなかったので あらためて情報をネットで調べてみました。 その中でヒントになりそうなサイトがありました。


孟宗竹を活用したエコサイクルプロジェクト
http://okumura-kensetsu.sakura.ne.jp/mousou/chikufunhints.html


1.竹粉施肥の標準施肥量は10aあたり50kgである。


→現在の使用用土 40Lに対し約8L(乾物重量で1.6kgほど)使用。40Lを0.5㎡と考えると50/2000=0.025kg=25g  約64倍投入していることになります。


2.作物により施肥量は異なるため、試行錯誤も必要。


→まさに試行錯誤の最中です。


3.施肥は化学肥料は堆肥と混合して同時に実施するのが望ましい。 肥料は通常通り必要。減量も可能だが試験の上で判断のこと。


→今回はマグァンプK中粒(N-P-K-Mg=6-40-6-15)を各鉢に8gずつ施用した他  定植直後に一度液肥(ペンタガーデンValue(100倍)+ルビスク(500倍)+酢酸カルシウム液(100倍))  を施用しています。


4.施肥直後に播種・定植等は避けること。 出来れば最低1週間は間を空けて、土になじませること。
 
→混ぜた直後に8号鉢に入れて定植してしまっています…


5.施肥後は覆土すること。 少なくとも竹粉は空気にさらさないようにすること。


→均等に混ざっているのでさらしてはいません


6.竹粉はpHが4.2の強酸性だが、土に馴染ませれば全体として中性になる。作物により賛成を好むもの(例えばブルーベリーなど)には多めに与えてもよい。


→明らかにPHが酸性に大きく傾いてしまっていることが予想されます。そこでシンワの土壌酸度(pH)計Aを購入して計測したところ 下記のようにpHは4.0付近を指していました…
いちごの生育適正pHは6.0~6.5なので明らかにアウトです。



7.C/N比は通常肥料の場合10~20程度だが、竹粉はセルロース(c)が殆どで、Nは非常に少ない為C/N比は200を超える。  施肥後1週間置いて土に馴染ませれば問題はないが、施肥直後に定植すると窒素飢餓状態で成長障害を起こす事があるため注意すること。


→通常より多く混ざっている為、明らかに窒素飢餓状態になっていることが予想されます。


【結論】
二酸化炭素の影響以前に培土が強酸性の為、枯れてしまっている。


【対策】
1.現在枯れてきている苗はダメージが大きく、根が定着する前から新葉が全滅しているので破棄する
2.苗を除去したあとの鉢の土については一度90Lのビニールに集め、液肥(ペンタガーデンValue)を10倍希釈で100mlほどかけた後 、石灰資材(牡蠣殻有機石灰)150gと混和する(phの上昇が不足する場合は追加)。
3.竹パウダー混和から1週間後となる2016/1/4に定植する。定植前に培土のphが6.5付近か確認する。
4.定植から1週間後の1/11に寝太郎を各ビニールに1個ずつ吊るす


ということに私の中では決着しました。 全滅最短記録を更新してしまいましたが5回目でどうにか
まともに収穫まで漕ぎつけたいです。